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2006年を振り返る(2)衛星契約データ編 まなにえ

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2007年01月01日(月)

2006年を振り返る(2)衛星契約データ編

まなにえでの記録に基づく集計結果です。

注意)衛星契約はニュースリリースが出ないものがしばしばあるため、以下の集計結果はただの参考です。一般に企業による衛星発注はデータが出やすいのですが、各国政府による発注は必ずしも出ない上に、アメリカとヨーロッパ以外の衛星製造国政府(最も典型的なのはロシア、中国、日本、インド)はほとんど発注情報を出しません。

また、「商用」という区別は民間企業による発注とみなし、受注企業は主契約企業(Prime contractor)としました。このため、ヨーロッパのアストリウム(Astrium)と組んで衛星プラットフォームを提供するインドISROはカウント0となっています。

  • 2006年にニュースとして得られた衛星契約は101機でした
    • うち、商用衛星が73機でした
    • 商用衛星のうち54機は非常に多数の衛星が同時発注される特殊ケースです(48機はグローバルスター(Globalstar)の第2世代衛星、6機はオーブコム(Orbcomm)の補充衛星)。よって、通常の意味での商用衛星発注数は19機となります。この数は割とありがちな数といえますが、数年前の発注低迷期(実質3機という年もあった)から考えればかなりの回復であり、バブルなどの急変動を抜けたとみなせそうです
  • 国・地域別ではヨーロッパが商用衛星66機、通常の商用衛星でも12機と最多受注でした。アメリカ勢は商用衛星7機とふるいませんでした。アメリカ企業は国務省の輸出制約により競争力を大きく削がれており、今後もヨーロッパ優位体制は強まるものと考えられます
  • 企業別(商用衛星)ではフランス(+イタリア)のアルカテル・アレニア(Alcatel Alenia Space, AAS)がGlobalstarを受注したこともあり総数53機で圧倒、それをアストリウム(Astrium)、ドイツOHB-Systemが6機で追う形となりました
  • 企業別(政府向け)ではAstriumが7機、ボーイング(Boeing)が6機、そしてロッキード・マーチン(Lockheed Martin,LM)が次期有人宇宙船オリオン(Orion)を含む4機種を受注しています
  • 最後のOrionは超大型案件であり、受注額からいえば実質上のトップはLMと考えていいでしょう

国別企業別の受注数を以下に示します。なお、この表では数が不明なOrionは1機として計算しています。

国・地域受注商用衛星政府衛星合計備考
ヨーロッパ(合計)74668
AAS5353 Globalstarの48機を含む
Astrium1367ドイツ軍事通信衛星SatcomBwの2機を含む
OHB-System66 Orbcommの6機
SSTL211
アメリカ(合計)24717
Boeing936
LM422政府向けにはOrionを1機分として含む
NASA GSFC4 4
SS/L33
JHU APL2 2
Ball1 1
OSC11
ロシア(合計)2 2
Energia1 1
Khrunichev1 1
ウクライナ(合計)1 1
Yuzhnoye?1 1
QRCODE
投稿者 まなにえ 04:22 | コメント(0) | 宇宙
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