2007年01月
世界第3位の衛星通信キャリアであるユーテルサット(Eutelsat)で、衛星通信に謎の妨害が入ったとか。
インテルサットの人は「そんなの日常茶飯事だよ」とコメントしていますが。あいにく(google newsを見る限り)、続報はまだないようです。
インテルサットの人は「そんなの日常茶飯事だよ」とコメントしていますが。あいにく(google newsを見る限り)、続報はまだないようです。
先日の「ヨーロッパ、ロケット開発でロシアと協力」に続き、ヨーロッパ宇宙局(ESA)は、ロケットに乗せる有人宇宙船開発についてもロシアと協力する方向で研究を始めるようです。予算は約25億円(EUR16M)となっています。
将来的にロシアに首根っこを押さえきられないためにも政治力が重要になりそうです(が、独力で開発できない時点で厳しいのは確かです)。
将来的にロシアに首根っこを押さえきられないためにも政治力が重要になりそうです(が、独力で開発できない時点で厳しいのは確かです)。
「フライドチキンにとっての大いなる飛躍」で取り上げた、ケンタッキーが衛星から撮影できる広告を作った話です。
これによれば撮影はGeoEye(旧Space Imaging)のIkonosが行ったことや、こういった活動をGeoEyeでは"astro-tising"もしくは"astrovertising"(いずれも宇宙astroと広告advertisingの合成語)と呼び開拓すべき市場とみなしていることが分かります。
他にも衛星からの撮影を前提とした広告などはあるようですが、広告の一角を占められるか、正直疑問なしとしません(ある程度普及すると「衛星」という差異が失われてしまい、価値が大幅に下がるので。衛星画像そのものはただの画像なので、うまく作りこまないと差異なしでアピールは難しいでしょう)。
これによれば撮影はGeoEye(旧Space Imaging)のIkonosが行ったことや、こういった活動をGeoEyeでは"astro-tising"もしくは"astrovertising"(いずれも宇宙astroと広告advertisingの合成語)と呼び開拓すべき市場とみなしていることが分かります。
他にも衛星からの撮影を前提とした広告などはあるようですが、広告の一角を占められるか、正直疑問なしとしません(ある程度普及すると「衛星」という差異が失われてしまい、価値が大幅に下がるので。衛星画像そのものはただの画像なので、うまく作りこまないと差異なしでアピールは難しいでしょう)。
要旨は「インド政府は中国政府との関係維持改善に努めるべきだが、同時にこのような軍事的挑戦を放っておくべきではない。インドは軍事宇宙戦略を打ちたて、必要であれば他国(アメリカ、イスラエル、ロシア、日本)との協力も進めるべきである」といったもの。
衛星攻撃兵器を開発すべきか否かはともかく、ぼうっとした(spaced out)ままでいいとは思えないことは確かです。
NASAの次世代宇宙望遠鏡(ハッブルの次)であるジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope=JWST)は、ソフト開発のためにIBMのRational Roseを採用しました。
Rational RoseはIBMが約2,500億円で買収したUMLモデリングツールのトップ製品で、JWSTでは各国の多数の開発者が共通のモデリング基盤をもつことになります。ソフトウェアの巨大化に伴い、保守性(分かりやすくバグりにくい)を高める一つの方法としてプログラム等の「コンピューターに近い形式」から人間に近い形式への接近が試みられています。UMLはそういった試みの代表選手と言えるでしょう。
JWSTという巨大かつフラッグシップ的なプロジェクトでの採用がどの程度の成果を出すかは分かりませんが、今後の流れになる可能性はかなりありそうに思えます。
今年最後の打ち上げを行い、その後閉鎖するそうです。ロシアからの打ち上げは大半がバイコヌール(Baikonur)、一部がプレセツク(Plesetsk)からで、今回取り上げられているスヴォボドニー(Svobodny)はほとんど使われていません。
ところで最後の打ち上げはイスラエルの衛星とのこと。打ち上げ機やSvobodnyの高緯度を考えると、
(参考)(Svobodnyから打ち上げられる)Start-1ロケット解説
(2007-02-06追記)
Ofeqは全て国産のShavitロケットで打ち上げられていました。失礼しました。
両者は予算を折半して次世代大型ロケット開発プログラムOural(ウラル)を進める、というものです。
長い演説が続くのですが、最終的な実用ロケットを作ることが明記されていないことや予算額が不明なこと、ロシアがかなり有利に見える(ロシアは既存ロケット系列を改良することで打ち上げ市場で生き残れる可能性が高い)ことなどから、現状では本格的なものと受け取りがたく感じました。
東南アジアは世界で最も衛星通信キャリアが高密度に集まっている地域です。各国は国内の衛星通信企業を法律により守ってきています(概ね日本も同様ですが)。
今回、その代表的な2カ国といえるインドネシアとマレーシアが相互利用を目指して協議を進めているとのこと。背景に収斂が進む衛星通信業界の中での生き残りという意識が強いのでしょうか(単なる憶測ですが)。
経済産業省が5年間で95億円の予算を設定したようです。
ハイパースペクトル(hyperspectral)は非常に多数の波長で対象を観測するというもの。例えば「3CCDであーたら」とかいう話や「色の三原色」という言葉からも分かるように、通常は衛星用でもセンサーが利用する波長は3~4程度です。これでもカラー画像などは十分得られて実用的です(というより、最高解像度の画像はたいがいモノクロです)。ハイパースペクトル観測は、単なるカラー画像ではなく、例えば地上の状態(植生や地層内の物質なども識別可能)を詳しく観測できるため、以前から世界的に求められてきたものです。
ただ、資源観測という意味では1回地表面全てを観測してしまうと、以後それほど多くの需要は生じないという話もあり、各国で検討はされるもののあまり実際に飛ぶ話は聞きません。軍事的にも有用は有用ですが、宇宙用センサーは質量の制約が厳しく、ハイパースペクトルセンサーは解像度がかなり低下するため応用例は個人的には聞きません。
今回の話は5年間とはいえ予算額もそこそこあり、一応まじめにやるつもりのようです。
まるで冷戦時代のようなイベントですが、そもそも有人宇宙飛行を国威のために行うのも冷戦時代的なので、その意味では一貫性がありそうです。
今回の実験によりアメリカの国家宇宙政策(アメリカの宇宙システムを守ることを第一義とする)に対する正当化が進むのは間違いなく、アメリカの(宇宙関連)軍関係者にとっては格好の事態と言えそうです。
さて、今回の実験は高度800km強の極軌道気象衛星(風雲1C)を破壊したものですが、具体的な攻撃の詳細が不明です。とはいえ、おそらく攻撃機側にターゲット軌道情報を事前設定しておく方法でしょう。当分は、事前に発射を予測でき、即座に対応できるのであれば攻撃機をかわすことが可能かもしれません。ただし、中国は(おそらく他の国も)他の衛星に取り付く衛星の研究は行っているはずなので、単に攻撃機をかわせればOKと言い続けることもできませんが。
元々中国は通常のロケット打ち上げに際しても事前に国際機関への通知を行わない国家であることも考えれば、今まで以上に衛星からの監視により発射の兆候を掴むことが重要となるでしょう。
(追記)
現実的にかわすのは困難ですね。きっと。ただ、兆候とかは掴んでおくに越したことはありません。政治的にも。
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