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まなにえ

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2007年02月
両者は関係ないのですが、偶々同日に見たので。

ドイツ



最初のテーマは小型衛星と地球に(月などから)帰還する宇宙船になるとか。前者がどの程度の質量、どのような利用を対象としているのかが気になるところです。イギリスSSTLと被りそうに見えます。

インド



こちらはIT領域での躍進が目立つインドですが、それゆえに優秀な人物が給料のいい方にいってしまい、IT以外の分野に人が来ないのだとか。そのため待遇の改善やここで挙げているような研究所の設立を考えているようです。

もっとも、人口において中国に次ぐ規模をもつインドでそこまで人材が払底するとは思いがたく、本当の問題は社会構造にありそうな気がします。


The Space Reviewの論説型記事です。

現在のアメリカは1990年代後半に宇宙機器全般を強力な輸出規制の下におき、結果としてアメリカ以外の地域ではアメリカ製の宇宙機器が購入しづらくなりました。一切の重要情報はカットされ、自分が購入した衛星の故障状況すらよく分からない、輸出許可を得るのに時間がかかり納期が遅れるといった問題が多発したのです。

結果として、多くの分野でアメリカ宇宙産業界はそのシェアを落とし、大半はヨーロッパのものとなりました(ロケットはともかく衛星関連ではロシアは技術的に劣っています。日本は……努力はしているようですが)。既に衛星ではアストリウム(Astrium)やアルカテル・アレニア(Alcatel Alenia Space)がかなりのシェアを占め、かつてアメリカ勢と比べてかなり劣位だった部分もある程度改善されているはずです。

輸出規制は共和党優位の状況で進められており、久々に民主党が議会を制している今こそが改革の時かもしれない、という話題です。確かに民主党の方が共和党よりはビジネスに重きをおきそうではあります。

アメリカの輸出規制が緩和されれば、高い技術力に安いドルの組み合わせでヨーロッパ勢にも向かい風になるのは間違いありません。日本などは言うまでもなく……。

さて、個人的に興味深い点は2つ。

高度150kmまで何も放出しないロケットを弾道飛行させたということのようです。衛星を放出したとかではないため、確認は困難でしょう。

イランは独自の宇宙用ロケットを開発していると主張していますが、今回の実験が本当だったとしても「高度150kmへの弾道飛行」と「衛星打ち上げ」とは必要な速度が大きく異なります(一瞬あがるのと、その高度を衛星が維持できることは異なるのです)。したがって、イランが実際に宇宙用ロケットを開発できるのはまだまだ先と断定していいように思います。


タイトルが意味不明ですが、3月にアメリカ空軍が次世代GPS衛星(GPS III)の提案受付を開始するらしい、という内容です。今のGPS衛星はGPS IIシリーズ(GPS II-RやGPS II-Fなど)となっています。

記事ではメーカー選定を8月終わりまでに行うとしていますが、メーカー選定の遅れはよくあることですし、GPS IIIには特有の事情があり、遅れるかもしれません。

というのも、GPS IIIは空軍の宇宙システム調達モデルケースとみられているからです。この10年程度もの間、アメリカの軍事宇宙システムではケチがつきまくってきました。特に空軍の最近の大型プロジェクトはほとんどがプロジェクトマネージメントの観点からは大失敗としか言えない状態です(AEHF通信衛星やSBIRS早期警戒衛星が代表格、全部空軍ではないもののNROの次世代スパイ衛星FIAも機密計画ですがぼろぼろなのはほぼ確実です)。このため、議会でも空軍の宇宙システム管理は重大な問題と捉えられており、ちょうどよく開始される大型プロジェクトであるGPS IIIはマネージメントの刷新が期待されているのです。

メーカー候補はいつもの2社(ロッキード・マーチン(LM)とボーイング(Boeing))です。空軍は両社を維持したいと考えているようですが、GPS IIIの選定が決定的なダメージを与えるわけではないように見えるので、どちらが選ばれるかは予測しがたいところです。

日本で公開されるかは不明ですが、アメリカでコメディ映画「Astronaut Farmer(宇宙飛行士 農夫氏)」が公開されました。レビュー記事が大量に出ています。

レビューはAstronaut FarmerのGoogleレビュー検索などでどうぞ(本国版googleってこんなのやってたんですね。日本ではやってないようですが……)。

"Farmer"は主人公の名前であり、なおかつ事情により農夫になることもかけてあります。きっと日本で公開されると「アストロノート・ファーマー」という題になるのでしょう。「俺たちに明日はない」「明日に向かって撃て」「ランボー」のようなタイトルには二度とお目にかかれない予感。


上記プレスリリースは単にSES AmericomのAMC-21通信衛星がArianeで打ち上げられることになった、というだけの内容です。

AMC-21衛星は「ロケット選定(2006年)」で述べたように2006年にランドロンチ(Land Launch)を選定しました。今回の発表は、SESがロケットを変更したという意味となります。

Land Launchはシーロンチ(Sea Launch)と同様、ウクライナのZenit 3SLを使った打ち上げシステムです(大概のロケットは地上からの打ち上げだからland launch(ed)だろとかいう話はおいておきます)。

そのSea Launchは1/30に打ち上げ失敗(spacetoday.net)しています。今回のSESによるロケット変更は、Sea Launch失敗によりLand Launchによる自社衛星打ち上げ遅れを嫌ってのものと推測します。一月たたない判断はかなりの早さですが、SESは多数の打ち上げ実績をもっており相応の根拠があるのでしょう。

なお、当方の知る限りではSea LaunchやLand Launchから他のロケットへの鞍替えは他には出ていません。


リチャード・ブランソン(Richard Branson)率いるヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)は商業的宇宙飛行をまともに実現する最有力候補ですが、NASAとの協力も獲得しました。

協力範囲は宇宙飛行士を訓練のため弾道飛行させるものが主となっています。エイメス(Ames)研究所との超音速航空機研究での協力というのもありますが、意味あるものになるかは不明です。

ちなみにBransonといえば、11番:UFO、ロンドンに着陸(museumofhoaxes.com)で気球をUFOにみせて(エイプリルフールで)イギリスを騒がせたこともあるのですが、実際に宇宙飛行で先端を走るようになる辺り、さすがに並々ならぬ人物です。


ドイツのシュタインマイヤー外相は、アメリカが主導するミサイル防衛システムがロシアの強い反発を受けていることについてアメリカを非難、独自のミサイル防衛システムを検討していると述べました。

まなにえではロシアの反発は取り上げていませんが、目の前に防衛システムを構築しようという動きに対しては色々と反発のコメントが出ており、中距離核戦力全廃条約(Intermediate-range Nuclear Forces Treaty)(ja.wikipedia.org)の脱退可能性示唆も含まれます。


もちろん現時点でヨーロッパが独自システムをもつのは現実的に不可能なのですが、宇宙関連でよく見られるようなロシア接近が再び起こるのでしょうか。


宇宙とは直接関連しませんが、上記記事ではフランス高官がロシアのUAVや偵察機の購入を検討しているとしています。

「タイ衛星通信にシンガポール資本」「さらに広がるタイShin Corp株式売却問題」で扱ったタイからシンガポールへの衛星通信事業者(Shin Satellite)売却問題で、タイの軍事政権は取り戻す意思を表明しました。


そもそも現在の軍事政権は、タスキン前首相がこのShin Satelliteを含むShin Corp.をシンガポールに売却し、その際税金を回避していたことがきっかけとなり発生したクーデターで権力を得ていることからも、当然のようにこの売却に対して強い反感をもっています。

両国の関係はかなり悪化しており、色々と懸念が強まります。

以前から噂だった(「アメリカ衛星ラジオ2社が再び合併の噂」)、XMとシリウス(Sirius)の合併がついに発表されました。


対等合併とのことで、名称は未定ながら両社トップは会長職とCEO職を分割するとのこと。

当然のように政府の承認が得られるかがポイントで、これは両社がいる業界を「衛星ラジオ業界」とみなすか「ラジオ(あるいは音楽・音声配信)業界」とみなすかという問題でもあります。後者であればライバルには地上波ラジオやネットラジオ、ITMS、携帯音楽配信、PodCastの類も全て含まれるところですが。

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コメントありがとうございます。 反応が遅れてしまってごめんなさい... (まなにえ) いつも良質のニュースをありがとうございます。 単なる感想で恐縮... (もっちゃん) コメントありがとうございます。 両者がサイズ的に異なるのは了解し... (まなにえ) Gxロケットは軽量、小型、低軌道向けの中型ロケット、H-2Aは静... (宇宙はロマン) コメントありがとうございました。 返信が遅れてすいません。 リ... (まなにえ)
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