2007年12月
まなにえでの記録に基づく集計結果です。
ロケット選定結果は、衛星契約以上にニュースが正確に得られないため、きわめて怪しい集計しか得られませんのでご了承ください。また、中には打ち上げ回数不明の契約などというものもあります。複数というだけであまりにも分からないので2回としましたが。
以下に国・地域別、機種別の受注結果を示します。
ロケット選定結果は、衛星契約以上にニュースが正確に得られないため、きわめて怪しい集計しか得られませんのでご了承ください。また、中には打ち上げ回数不明の契約などというものもあります。複数というだけであまりにも分からないので2回としましたが。
- ニュースが得られたロケット選定は76回分で、うち商用衛星の打ち上げが66回、さらにそのうちGlobalstar次世代分が24機です
- 国別ではロシアが49回(うち商用衛星43回)、ヨーロッパが22回(うち商用衛星21回)、アメリカが4回(うち商用衛星1回)、中国が1回(商用衛星1回)でした
- 機種別ではSoyuzがGlobalstar次世代を確保したので25機で第1位、続いてAriane 5が22回、Protonが17機です。特に商用打ち上げではSoyuzとAriane、およびProtonでほとんどという寡占状態です。なお、Soyuzの商用打ち上げは主にArianespaceが確保しています
以下に国・地域別、機種別の受注結果を示します。
まなにえでの記録に基づく集計結果です。
(注意)衛星契約はニュースリリースが出ないものがしばしばあるため、以下の集計結果はただの参考です。一般に企業による衛星発注はデータが出やすいのですが、各国政府による発注は必ずしも出ない上に、アメリカとヨーロッパ以外の衛星製造国政府(最も典型的なのはロシア、中国、日本、インド)はほとんど発注情報を出しません。
また、「商用」という区別は民間企業による発注とみなし、受注企業は主契約企業(Prime contractor)としました。このため、ヨーロッパのアストリウム(Astrium)と組んで衛星プラットフォームを提供するフランス&イタリアのTASはカウントが小さくなっています
国別企業別の受注数を以下に示します。
(注意)衛星契約はニュースリリースが出ないものがしばしばあるため、以下の集計結果はただの参考です。一般に企業による衛星発注はデータが出やすいのですが、各国政府による発注は必ずしも出ない上に、アメリカとヨーロッパ以外の衛星製造国政府(最も典型的なのはロシア、中国、日本、インド)はほとんど発注情報を出しません。
また、「商用」という区別は民間企業による発注とみなし、受注企業は主契約企業(Prime contractor)としました。このため、ヨーロッパのアストリウム(Astrium)と組んで衛星プラットフォームを提供するフランス&イタリアのTASはカウントが小さくなっています
- 2007年にニュースとして得られた衛星契約は29機でした
- うち、商用衛星が18機でした
- 2007年には非常に多数の衛星が同時発注されるケースはなかったので、2006年と比べると低調に見えます。しかし商用衛星については多衛星同時発注を除くと2006年は19機、2007年は18機となり、概ね同レベルといえます
- 政府系衛星については少なくなっています。実際問題として(捕まえにくい衛星はともかく)2007年は低調だったようです。2008年はGPS IIIやTSATなどの発注が予測されるため、増えるでしょう
- 国・地域別ではアメリカが商用衛星10機で最多となりました。ヨーロッパは8機と、2006年と比べてほぼ逆転した形です。アメリカは国内だけでなくオーストラリアや日本、カナダ、オランダ(New Skies)からも受注しており、健闘していますが最大の要因はPanAmSatからOSCへの3機発注でしょうか
- 企業別(商用衛星)ではヨーロッパのAstriumが6機で最多となりました。それをアメリカ勢のOSCとSS/Lが4機で追いかけている状況です
国別企業別の受注数を以下に示します。
2007年を振り返ってみたいと思います。まだ終わってはいませんが(特に、世界的には)、多分打ち上げも新契約も出ないでしょう、欧米でも大晦日なんかには。
今回の結果は2006年のまとめと比較するのもいいかもしれません。
まなにえでの記録に基づく集計結果です。また、2007年は打ち上げ結果が成功だったのか確認できなかったものが(ロシアで)あったため、「不明」という分類を導入しています。
今回の結果は2006年のまとめと比較するのもいいかもしれません。
まなにえでの記録に基づく集計結果です。また、2007年は打ち上げ結果が成功だったのか確認できなかったものが(ロシアで)あったため、「不明」という分類を導入しています。
- 2007年の全世界での打ち上げは66回でした。ちなみに2006年は67回なので、ほぼ同様の活動レベルだったことになります
- 打ち上げの成功は60回、失敗は4回、不明は2回でした。失敗はZenit 3SL(Sea Launch)/NSS-8、Proton-M/JCSAT-11、Atlas V/詳細不明の軍事衛星(部分的失敗)、Falcon 1/検証用ペイロードです。このうちProton-MとFalcon 1は昨年に引き続いて失敗が出ています
- 国別(打ち上げ機種の主開発国)ではロシアが27回(成功23回、不明2回)と全体の約4割を占め、次にアメリカが19回(成功17回)、中国が10回、ヨーロッパが6回、インドが3回、日本が2回、イスラエルが1回という結果になりました。ロシアは相変わらず強く、中国とインドが増加し、日本は低調でした。イスラエルは毎年打ち上げがあるわけではありません
- 機種別では、概略でまとめるとロシアのSoyuz(構成が幅広いのですが)が11回と圧倒的最多で、続いてアメリカのDelta IIが8回、ヨーロッパのAriane 5が6回、ロシアのProtonが5回(成功4回)という結果になりました(中国のLong Marchはどこまでまとめていいか分かりません。全部まとめれば10回、数字ごとにまとめれば3シリーズが6回ですが)
- ロケット毎のペイロードの特徴としては、Soyuzがバラエティに富み(商用衛星も、科学衛星も、ISS人員も、軍事衛星も打ち上げています)、アメリカ現行大型ロケットEELV(Atlas VとDelta IV)は軍事衛星しか打ち上げていません。中国は商用衛星の打ち上げにLong March 3シリーズを用いています。
アメリカで補正予算案が成立しました。ここにはNASA分も含まれており、増額分を考慮すると2008年度(2007-2008年)予算としてホワイトハウスが当初出していた案と同じ173億ドル(約1兆9600億円)になります。
また、今回の法案では議会からの強い要求に基づき、NASAが火星有人探査向けに予算を投じることを禁止しています。直接リンクした(directly linked)という表現から、実際に影響を受ける領域は制限されそうですが(一般的な有人宇宙活動の研究とすれば回避可能)、ブッシュ大統領の肝いりで始まった宇宙探査ビジョン(VSE)の発散、予算の過剰すぎる投入に対して議会が警戒感をもっているのは確かなようです。
なお、NASA予算の詳細はSpace Politicsの次の項目が見やすくお勧めです。
かつて元ライブドア幹部(榎本氏)も望んで果たせなかった国際宇宙ステーション(ISS)への観光旅行ですが、もうできなくなるかもしれません。
ロシア宇宙局(Roskosmos)の局長は、2009年以降は日欧の飛行士が国際宇宙ステーションに乗り組むため、旅行客の居場所がなくなる可能性があるとしています。
その前に、今のISSでは緊急脱出の制約上3人しか常駐できないはず。米ロで2人は確保してしまうため、日欧からは最大でも1人しか常駐できないことになります。3人で日欧分を含む実験モジュールを運用するのは大変そうですね。
ロシア宇宙局(Roskosmos)の局長は、2009年以降は日欧の飛行士が国際宇宙ステーションに乗り組むため、旅行客の居場所がなくなる可能性があるとしています。
その前に、今のISSでは緊急脱出の制約上3人しか常駐できないはず。米ロで2人は確保してしまうため、日欧からは最大でも1人しか常駐できないことになります。3人で日欧分を含む実験モジュールを運用するのは大変そうですね。
中国の3つの衛星通信企業(中国衛星通信集団公司(China Satcom)、キン諾衛星通信有限公司(Sinosat)、中国東方資産管理公司(China Orient))が共同で設立した衛星放送企業である中国直播衛星有限公司(China DBSAT)が発足しました。
中国の衛星放送業者としては香港ベースの亜洲衛星有限公司(AsiaSat)や亜太通信衛星公司(Apstar)があり、おそらく優勢に競争を進めています。China DBSATの設立はこれら香港勢に立ち向かうためのものなのでしょう。
アメリカの大気観測衛星UARS(既に運用終了)に何かが衝突したそうです。このように軌道上の衛星に他の物体が衝突する事象は比較的稀なのですが、以前にフランスの信号傍受実験衛星に衝突があった、という話もあるのでゼロというわけでもありません。
とはいえレアな事件なのでメモ。
- 中型ロケット「GX」計画、文科省が見直し検討(yomiuri.co.jp)
- 再使用型の開発は基礎段階=宇宙機構のLNGエンジン(jiji.com)
- 日本、GXロケット計画見直しへ:報道(reuters.com)
- 日本の中型ロケット計画、問題に直面と報道(iht.com)
(※海外記事はいずれも読売の記事を基にしています)
以前からトラブル続きだったGXロケットについて、文科省が見直しを検討しているとか。「米国から購入するエンジンが、米国側の都合で製造中止となり」という格好の理由(原因が外部にあり、国内で真剣に責任を問わずに済む)が出たことで、一気に話が進むかもしれません。
元々液体天然ガスを使ったロケットという開発要素が大きなものを民間主体という形式にして進めること自体に無理が感じられていたようには思いますが。
- The International Year of Astronomy 2009(astronomy2009.org) ※公式サイト
- 国連、2009年を世界天文年とすることを宣言(iau.org)
- 世界天文年 2009 WG(shin-pla.info) ※日本プラネタリウム協会のサイトです
- 世界天文年2009(sci-museum.jp)
ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を空に向けてから400年、ということで定められたそうです。
1957~1958年にかけての国際地球観測年(IGY=International Geophysical Year)が色々な宇宙開発上のエポックとなったように、今回のIYA2009も様々な試みがなされるといいですね。
以下は雑記です。
ちなみに名称が「世界天文年」となっているのは、sci-museum.jpによれば次のような理由だそうです。
"International Year of Astronomy"を「"国際"天文年」ではなく「"世界"天文年」とするのは、参加主体が「国」ではなく「個人」だから、すなわち、みなさん自身が「世界天文年」の主役だからです。その理念がスローガン「The Universe: Yours to Discover(宇宙~解き明かすのはあなた)」に表れています。
この世界天文年では、人類を「どこそこの国の人」ではなく「地球人」として再認識し、一緒に未来に向かっていくことが目標なのです。
インド宇宙機関ISROが宇宙大学を設立せんとするも、立地を巡ってスキャンダルになっていた問題で、ケーララ州政府が120エーカー(約0.49平方キロメートル)を提供させる命令を発行しました。
今回の命令で、元々の立地予定地と同じポンムディ(Ponmudi)の、おそらく予定地とは別のテヌール村(Thennur)および近郊の保養地からの土地が提供されることになりました。
とりあえず一件落着でしょうか?
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コメントありがとうございます。 反応が遅れてしまってごめんなさい... (まなにえ)
いつも良質のニュースをありがとうございます。 単なる感想で恐縮... (もっちゃん)
コメントありがとうございます。 両者がサイズ的に異なるのは了解し... (まなにえ)
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コメントありがとうございました。 返信が遅れてすいません。 リ... (まなにえ)
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